「【工数削減12倍】射出成型品 バリ取り自動化装置(専用機)の設計・製作」
バリ取り治具の開発、機構設計、製作、アセンブリ~
| 内容 | バリ取り装置の設計・製作 |
|---|---|
| 材質 | スチール、アルミ、樹脂、基板 |
| サイズ | 500x400x600 |
| 納期 | 構想~製作~完成まで、約3か月~6か月 |
| 金額 | 約300万円 |
射出成型品のバリ取りを自動化するために、ゼロから設計・開発した専用装置。
1. お客様の課題:手作業による品質のバラツキと工数の圧迫
射出成型品のバリ取りは、製品の品質を左右する重要な工程です。
しかし、この作業を「手作業(カッターやニッパーなど)」で行うと、以下のような課題が発生します。
【品質の不安定さ】
作業者のスキルや集中力によって、仕上がりにバラツキ(バリの取り残し、製品本体の削りすぎ)が発生していました。
【生産のボトルネック】
1個あたり1分30秒という作業時間が、生産全体のボトルネックとなり、1日の生産量を制限していました。
【人件費の増大】
単純作業とはいえ、品質を担保するためには熟練した作業者が必要となり、人件費が生産コストを圧迫していました。
◆関東精密のソリューション:ゼロからの「自動化装置」開発
お客様の課題を根本から解決するため、弊社は「治具」というレベルを超え、『バリ取り工程を完全に自動化する「専用装置」』をゼロベースで開発しました。
今回の開発のポイントは、機械的な「メカ設計」だけではありません。
・最適な工法の確立:
ワーク(成型品)の材質・形状・バリの発生位置を分析し、最も早く・美しくバリを除去できるカッターの選定や動作(切削・研磨など)を確立しました。
・PLC・回路基板の設計:
機械を制御し、ワークの搬送、位置決め、加工、排出までを自動で行うための制御回路やプログラム(PLC)も、弊社内で一貫して設計・開発しました。
・ワンストップ開発:
構想から始まり、メカ設計、部品の精密加工、電気制御、組立、現地調整まで、装置開発のすべてをワンストップで行うことで、お客様の要求に細かく応えつつ、短納期(約3か月~)での納入を実現しました。
導入効果:タクトタイムを90秒 → 7秒へ!
本装置の導入により、1個あたり ※1分30秒(90秒) かかっていたバリ取り作業が、※わずか7秒で完了するようになりました。
これは、生産性を※約12.8倍に引き上げたことに相当します。
さらに、作業者が材料を投入するだけでよくなったため、品質は完全に安定し、作業者は別の高付加価値な作業に従事できるようになりました。
加工・開発仕様
■ 案件名:射出成型品 バリ取り自動化装置(専用機)
■対応範囲 :構想・設計(メカ・電気)、部品加工、回路基板開発、組立、調整
■対象ワーク:射出成型品(樹脂)
■導入効果:タクトタイム短縮(90秒 → 7秒)、品質の安定化、省人化
■(参考)材質:スチール、アルミ、樹脂、基板、モーター
■(参考)サイズ: 500x400x600
■(参考)納期: 構想~完成まで 約3か月~6か月
■(参考)金額: 約300万円
※お問い合わせ
「この手作業の工程、どうにかならないか?」
「高価な汎用ロボットを入れるほどの規模ではないが、自動化したい」
関東精密は、精密部品加工で培った技術を応用し、お客様の現場に合わせた「オンリーワンの専用機・自動機」の開発を得意としています。
構想段階のフワっとしたアイデアでも構いません。
現場の「困った」を、ぜひ一度ご相談ください。












