WORKS
実績紹介
「銅」のエアノズル – 気密性を左右する「合わせ面」の超精密仕上げ
2026.01.18
難加工
2分割式 エアノズル
| 内容 | 2分割式 エアノズル |
|---|---|
| 材質 | 銅 |
| サイズ | 角100 |
| 納期 | 2週間程度 |
加工の難所と技術的アプローチ 本製品は、2つのパーツを上下に組み合わせて使用するエアノズルです。この加工において最大の課題となったのは、以下の2点です。
・粘り気の強い「銅」の特性への対応 銅は熱伝導率が高く延性(伸びる性質)があるため、切削時に材料が工具に溶着しやすく、バリが発生しやすい難削材の一つです。 弊社では、銅加工に適した鋭利な刃形を持つ工具選定と、熱変位を抑える最適な切削条件(回転数・送り速度)の追求により、複雑な3次元曲面においても、切削目が均一で美しい光沢面を実現しました。
・極限まで求められる「合わせ面」の平面度 2つの部品を合わせた内部を流体が通る構造上、接合面(合わせ面)には一切の隙間が許されません。わずかでも歪みがあると、そこからエア漏れが発生し、ノズルの性能を満たせなくなるためです。 特に銅のような柔らかい金属は、加工時のクランプ(固定)圧力による歪みが開放後に戻ることで、平面度が狂いやすい傾向にあります。 今回は「歪ませずに固定する」独自のクランプノウハウと、仕上げ工程でのミクロン単位の補正加工により、ボルト締結時に吸い付くように密着する、極めて高い平面度を達成しました。
※当社の強み 一見するとシンプルな形状に見えますが、「漏れない」という機能要件を満たすためには、素材特性を熟知した加工技術が不可欠です。 株式会社関東精密では、こうした「見た目の美しさ」と「機能的な精度」の両立が求められる重要保安部品や、気密性が求められる流体関連部品の加工を得意としています。
他社で断られた銅の精密加工や、公差の厳しい合わせ部品などがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。












