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リバースエンジニアリング
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リバースエンジニアリングとは
3Dスキャナーで読み取り、そのデータを利用して部品を再現する技術です。
特徴
- 生産終了したパーツや、海外製で入手困難な部品などを現物から再製作できます。
- 3Dスキャナーで加工用データを作成できます。
- 欠損や損傷があっても再現できる可能性があります。
- 金属以外でもプラスチックや木材なども金属同様に複雑な形状の加工も可能です。
- 復刻
- 再現
- 時間短縮
図面が無くても、
現物からデータを読み取り
もともとの「あるべき姿」を再現
既存の製品や部品を分析してその設計や構造を理解し、再現する技術です。生産終了になってしまった場合や海外製でパーツの入手が困難な場合でも、安定して部品を利用し続けることができます。現物を3Dスキャンするだけでなく経年劣化による摩耗や変形をくみ取り、新品当時の「あるべき姿」をイメージし、5軸マシニング機械などさまざまな加工機を用いて、高精度な複雑形状でも再現する技術があります。

関東精密のリバースエンジニアリング
特長

3Dスキャンデータを
「あるべき形」に再現
3Dスキャンデータからそのまま加工できるわけではありません。経年劣化や摩耗による形状の変化を、新品時の「あるべき形」に戻す工程が必要です。弊社では、スキャンデータをもとに精密な加工用データを作成し、この最重要工程に慎重かつ丁寧に取り組むことで、精度の高い製品を実現します。

高精度な加工機が実現する、
複雑な形状
5軸マシニング機械をはじめとした高精度な加工機を駆使し、直線的な部品はもちろん、丸物や複雑な曲線を持つ部品の加工も柔軟に対応します。これにより、通常の加工では難しい高精度な部品製造を可能にし、幅広いニーズに応えます。

金属以外の素材にも
対応する多用途加工
金属だけでなく、プラスチックや木材といった非金属の加工にも対応可能です。複雑な形状や高精度が求められる部品も金属と同様に仕上げられるため、さまざまな素材のリバースエンジニアリングを一手に引き受けます。
リバースエンジニアリングの工程

①現物のスキャニング
まず、対象となる部品を3Dスキャナーでスキャンし、形状や寸法を正確にデータ化します。

②STLデータ化作業
スキャンしたデータには経年劣化や摩耗の影響が残っています。データをもとに「あるべき形」に修正し、STLデータに変換します。

③切削加工
品物の形状をよく把握し、加工方法を決めます。※製品により加工方法が変わります。

④仕上げ
部品の形状によっては、プラモデルのパーツのように、切削しやすい形状で切り出し、不要な部分を丁寧に削り取り、仕上げを行います。

⑤品質検査
最終検査で寸法や精度を確認し、完成品としてお客様にお届けします。
製作事例
最新の実績
PROCESSING RANGE 加工範囲
対応サイズ
角物 | 最小:10㎜ / 最大:X1000㎜ Y500㎜ Z500㎜ |
![]() |
---|---|---|
丸物 | ~400Φ (対応径) |
![]() |
重さ | ~20Kg |
注文数
1000点以上でも対応可能です
材質
国内のほとんどの素材に対応
ご要望の材料手配から加工まで対応が可能です。
下記以外の材質も承っています!お気軽にご相談ください。
一般鉄鋼材
- SS400
- S45C
- S50C
- SCM420
- SCM435
- SUJ2
特殊鋼
- SKD11
- SLD-F
- SLD-F60
- プリハードン鋼
- 64チタン
- インコネル600
- 超硬
非鉄
- A2017
- A5052
- A6063
- YH52
- SUS303、SUS304
- SUS316
- SUS630
- EXEO CR-20
(高耐食、高耐摩耗) - 銅
その他
- 樹脂
- 鋳物
- アルミ鋳物
- セラミック
- ゴム
- 木材
- アクリル
- テフロン
- カーボン
- MCナイロン
図面作成から納品まで丸投げOK
「図面がない」「材料決まってない」など、構想段階からのご相談もお任せください。
図面作成から材料の調達、加工、処理、研磨、検査、そして納品に至るまで、すべての工程を一貫対応いたします。