TECHNOLOGY
ワイヤーカット加工
- TOP
- ワイヤーカット加工
ワイヤーカット加工とは
導電性素材の高精度加工に特化した非接触型の加工技術です。
特徴
- 微細なエッジやシャープなコーナーの加工において優れた性能を発揮します。
- 高硬度素材(超硬合金、焼入れ鋼、ニッケル基合金など)や難削材でも安定した精度で加工が可能です。
- 複雑な2D・3D形状の加工にも対応できます。
- 非接触のため、切削時に発生する機械的な応力や工具摩耗がありません。
- 超高精度
- 高表面品質
他社とは一線を画す
弊社のワイヤーカット加工技術
ワイヤーカット加工は、真鍮などのワイヤーに電流を流し、材料を溶融させながら切断する加工方法です。ワイヤーには主に真鍮が使われますが、タングステンやモリブデン製の電極線も使用されます。この加工を行う機械は、ワイヤー放電加工機と呼ばれます。ワイヤーカットは一般には馴染みの少ない技術ですが、金型部品や家電製品、輸送機部品など、私たちの生活に身近な製品の製造に広く使われています。

ワイヤーカット加工の概要
主な適用分野
金型製造:プレス金型や射出成形金型における微細加工や、高精度なパンチ・ダイ加工。
航空宇宙・医療機器:高強度・高耐久性を求められる部品や、難削材の加工に最適です。
精密部品製造:自動車産業、電子部品産業における微細・高精度な部品製造で広く使用されています。
特長
超高精度・高表面品質
±1ミクロン以下の公差での精密加工が可能です。多段階の仕上げ加工プロセスを採用することで、表面粗さ(Ra)は0.1μm以下に抑えることができます。特に、微細なエッジやシャープなコーナーの加工において優れた性能を発揮します。
難削材への対応力
高硬度素材(超硬合金、焼入れ鋼、ニッケル基合金など)や難削材も、放電による除去加工のため、機械的な工具摩耗が発生せず、安定した精度で加工が可能です。通常の切削工具では対応が困難な素材でも、安定した加工結果が得られます。
複雑な形状加工
NC(数値制御)システムによって制御されるワイヤーは、複雑な2D・3D形状の加工にも対応可能です。通常の機械加工では不可能な形状、例えば内側のシャープなコーナーや多次元の曲面加工などを、極めて高精度に行えます。また、テーパ加工や異なる厚みの部材に対しても、高精度な加工が可能です。
熱影響の少ない加工
ワイヤーカット加工は非接触のため、切削時に発生する機械的な応力や工具摩耗がありません。加工物にかかる負荷が少ないため、特に薄肉部品や精密部品の加工で形状精度を維持できます。また、加工時に発生する熱は加工液によって冷却されるため、熱影響層が極めて薄く、材料の特性を保持したまま加工が行われます。
製作事例
最新の実績
PROCESSING RANGE 加工範囲
対応サイズ
角物 | 最小:0000㎜ / 最大:0000㎜ |
![]() |
---|---|---|
丸物 | ~400Φ (対応径) |
![]() |
重さ | ~20Kg |
注文数
一万点以上でも対応可能です
材質
国内のほとんどの素材に対応
ご要望の材料手配から加工まで対応が可能です。
下記以外の材質も承っています!お気軽にご相談ください。
一般鉄鋼材
- SS400
- S45C
- S50C
- SCM420
- SCM435
- SUJ2
特殊鋼
- SKD11
- SLD-F
- SLD-F60
- プリハードン鋼
- 64チタン
- インコネル600
- 超硬
非鉄
- A2017
- A5052
- A6063
- YH52
- SUS303、SUS304
- SUS316
- SUS630
- EXEO CR-20
(高耐食、高耐摩耗) - 銅
その他
- 樹脂
- 鋳物
- アルミ鋳物
- セラミック
- ゴム
- 木材
- アクリル
- テフロン
- カーボン
- MCナイロン
図面作成から納品まで丸投げOK
「図面がない」「材料決まってない」など、構想段階からのご相談もお任せください。
図面作成から材料の調達、加工、処理、研磨、検査、そして納品に至るまで、すべての工程を一貫対応いたします。